こんにちは!このえ まるです。
最近「フリーランス」という言葉、よく聞くようになりましたよね。
そんな私も2020年に副業状態を辞めて独立し、イラストレーター・漫画家のフリーランスになりました。
- フリーランスになりたいけど不安
- 副業のままでもいいけど、フリーランスになったらどんな感じか知りたい
- 副業からフリーランスになった人の体験を聞きたい
そんな人に向けて書いてみました。
不安が軽減された、考える材料になった、知れてよかった
そんな風に感じてもらえたら嬉しいです。
結論:フリーランスと副業どっちがいい?
その人による!!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた…
いやいやいや…
待たんか~い!
ですよね。すみません。
ただ、人によると思うのは本当で
例えば現在副業をしていて、本業の会社あるいはパート先などに特に不満もなく両立できている。
このままで構わない。
そんな人はわざわざフリーランスにならなくてもいいですよね?
もちろん本人が「フリーランスになりたい!」と思っているなら別ですし、そうしたらいいと思います。
逆に、本業の勤め先に不満やストレスを抱えていて、「副業を本業にしてフリーランスになりたい!」という人もいると思います。
まさに自分ですね(笑)
私と同じような人はフリーランスになって頑張ればいいと思いますし、あるいはストレスのない職場に転職をするという手もあります。
つまり、人それぞれ状況や事情が異なるので「人による」という結論になってしまうんですね。
とはいえ、それでは話が進まないので
- 副業時代とフリーランスになってからどう変わったか
- フリーランスになるため、フリーランスになってからした事
など
自分の経験を書きたいと思います。
副業時代と今(フリーランス)の時間割
まずは一日の時間がどう変わったか…
私の副業時代と今の時間割を紹介します。
・副業時代
私の場合、副業はクライアントワークだったので、依頼が入った場合は常に締め切りに追われていました。
とにかくパートから帰ってきたらすぐ副業ですね。
休みも副業に追われる日というのは珍しくなかったです。
夜遅くまで作業したりするので、依頼がない日は寝不足解消と次に備えて寝てました。
とにかく時間がない!というのが副業時代の悩みです。
クライアントワークではなく、ストックイラストやlineスタンプなどで売り上げをあげるような形であれば、時間の使い方もまた違うと思います。
・現在(フリーランス)
フリーランスになった現在も主軸はクライアントワークです。
わりと休憩をはさむタイプなので、平均的な実働は7~9時間程度です。
フリーランスになり始めの頃は適度な仕事量がわからず、夜12時くらいまで仕事をしていたこともありました。
今は余裕のある仕事量を目指しているので、どんなに遅くとも11時くらいには寝るようにしています。
睡眠時間は8時間以上が私の理想です。
休日はまちまちで、午前中や午後のみ休みとかスケジュールの遅れなどで1週間くらいぽっかり空いたりなど…
いまだに読めないことが多いです。
メリット・デメリット
時間割を見ただけだと、なんだかフリーランスの方が時間の自由があって十分寝れているし、好きなことをして収入を得ている…
なんだかフリーランスって自由で時間もあっていいなあ…と思う人も多いかもしれませんね。
実は私自身がそう思っていたんですが、現実はそれぞれにメリットとデメリットを抱えています。
次は私が実際感じたものや、よく聞くそれぞれのメリットとデメリットをお話しします。
副業時代のメリット
・固定収入+副業収入
正直、パートで働いているだけでは生きていくのに精一杯…というか足りないです。
最初の副業収入は少ないものでしたが、何年か経ち、平均月5万程度プラスになっていたのは助かりました。
お金の余裕は心の余裕!
・勤め先の福利厚生
私が働いていたところは、社会保険、雇用保険、厚生年金も加入できました。
これらは「ザ・会社の恩恵」って感じですね。
勤めている頃は、「こんなに天引きしないでくれ…」と思っていましたが…
・効率的に働ける
とにかく副業の締切に追われるので、どうやったら早く仕事ができるか…ということをかなり考えたと思います。
パートの仕事にしても、いかに残業しないで終われるかが一番の課題でした。
・副業が精神安定剤
お金のことももちろんありますが、私の場合は好きなことで仕事をしている、ゆえにやる気が出る。
あとは、絵をかくこと自体がストレス発散にもなっていたので、パートでイヤなことがあってもそのパワーを副業に突っ込んでいたのかもしれませんね。
きっと、パートだけだったら目が死んでいたと思います(笑)
副業時代のデメリット
・時間に余裕がない
基本クライアントワークだったのもあり、マンガの仕事が発生すれば深夜作業は当たり前。
それが続くと寝不足に…
なかなか会えない友人などのお誘いも断らなくてはならない…ということも普通です。
締切が最優先なので、当然と言えば当然ですが、これが続くと心が荒みます。
・引き受けられる案件が少ない
作業時間がパートが終わってからの少しの時間と休日しかないため、案件の相談が来ても断ることが多くなりがちです。
気持ちは満遍なく、途切れず、程よく案件の相談が来てほしいんですが、実際はいっぺんに同じ時期に来たりします。
あるあるですかね…
全部お引受けしたいとは思うんですが、時間的にムリなので泣く泣くお断り…ということは多かったですね。
副業の時間を多くとれるようにしたいのであれば、勤務時間を融通できるような会社に勤めたいところです。
フリーランスのメリット
・時間の使い方の自由度が高い
勤務時間もそうですが、起床、就寝などなど、仕事さえ期限内にできれば自分の好きなようにできます。
体調が悪ければムリせず休むことが可能です。
ただ仕事をパンパンに入れてしまうとそういったこともできなくなってしまうので、余裕のある仕事量にしておきたいところですね。
・家で仕事
人にもよりますが私は家にいるのが好きなので、引きこもれるのはありがたいです。
特に行き帰りの通勤がないのが快適です。
満員電車はもう乗りたくないですし、人混みも苦手なので…
・楽しく仕事ができる
好きなことを仕事にしたので、毎日楽しく仕事をしています。
ストレスも以前と比べて激減しました。
パートや会社員だけをしていたら、きっとこうはならなかったと思います。
仕事って楽しくできるんだなぁと、フリーランスになってから改めて思うことは多いです。
とても幸せなことですね。
ただ「楽しい」と「ラク」は違うので注意が必要です。
大変な時も苦労するときも当然あります。
・多くの案件を引き受けられる
副業時代とは違い、一日を使えるわけですから当然案件の量も多くこなせますし、自分なりに案件を絞って引き受けることも可能です。
少し前にも書きましたが、自分が出来る仕事量はキチンと把握しないと信用を失う事態に陥ったり、トラブルの元でもあるので、注意したいところです。
フリーランスのデメリット
・収入が不安定
会社員やパート、アルバイトであれば、通勤して勤務すれば一定額の収入が見込めます。
フリーランスでは、仕事がなければ当然収入はありません。
逆に、仕事さえ貰えれば大きく稼ぐことも可能です。
・福利厚生がない
私がフリーランスになって一番思い知ったのがこれです。
厚生年金は入れず国民年金のみ、健康保険は国民健康保険、雇用保険もありません。
勤めていた時のありがたみを、フリーランスになってから知りました…泣
もちろん小規模企業共済や文芸美術国保など代わりになるものはあります。
・とにかく孤独
仕事にもよるとは思いますが、ほぼほぼ家から出ないので、人と話すことがだいぶ減りました。
1人暮らしでフリーランスの場合、孤独耐性がないと辛いかもしれませんね。
なぜフリーランスになった?
ここではなぜフリーランスになりたかったのか…
きっかけなどをお話していこうと思います。
勤務先の人間関係がイヤだった
人としてどうなの…?と思う人がおり、報告しても一向に改善しようとしない上司…
仕事をしたいだけなのに、こんな余計な事に振り回されたくない!
簡単ですが、フリーランスになりたかった理由はこんな感じです。
よくある話ではあると思いますが、とにかく勤務先の状況は度を越えていると思いましたし、このままでは自分がダメになるかも?と常々思っていました。
元々絵だけで食べていくのが夢
最初の記事でも少し書きましたが、絵を描くのが好き!と気付いてから、漫画やイラストを描く事だけで生計を立てるのが私の夢でもあり、目標でした。
当時は体調に不安もあり、気兼ねなく休めること、仕事に集中できることなど、自分で時間をコントロールできる働き方を探していました。
よい書籍との出会い
そんな時に偶然目にしたのが、イラストレーター・漫画家である高田ゲンキさんの書籍「フリーランスで行こう!」でした。
ご存じの方も多いと思いますが、この書籍ではゲンキさん自身の会社員からフリーランスになるまで、さらにフリーランスになってからのあれこれなどを漫画で面白く描いています。
「私の目指しているものがまさにコレ!」という感じでしたし、内容も営業の仕方や考え方などとても参考になる書籍でした。
漫画なのでとても読みやすく、心からオススメできる本です。
フリーランスを目指している人はもちろん、イラストレーターや漫画家など目指している方は一読の価値ありです。
覚悟を決めた
当時の状況としては、副業収入が月平均6~7万程度が数年続いており、リピートしてくれる企業が数社ありました。
これは、イラストレーター・漫画家として一定以上の実力と評価してもらっている、信頼がある証拠でもありますよね。
上記で紹介した本を読んでからは、「営業すればもっと仕事をもらうことができるのではないか」と考えるようになりました。
ちょうど新型コロナウイルスが蔓延しはじめ、通勤やあまり対策をしているようにも思えない会社に対しても不信感が爆発していたのもあり、フリーランスになる覚悟を決めました。
不安要素の解消
「フリーランスのデメリット」でも書きましたが、やはりどうしても引っかかったのが収入の不安です。
営業しても仕事が来なかったら?
5年先、10年先…ずっと仕事をもらうことができる?
将来の不安は尽きないものです。
そこで、不安を少しでも解消するために自分の中でルールを作りました。
- 仕事が減ったら営業する
- 収入源を増やすためにストックイラストに挑戦する
- 生活に困るほど仕事が減った状態が続くなら、就職活動およびアルバイト、パートをする
- 将来のために、無駄遣いはほどほどにして、貯金をする
最悪を考えて不安になるのではなく、あらかじめどう行動するかを決めたところ、不安は軽減されました。
フリーランス1年以上経ってどうか
開業届を出してフリーランスになってから1年以上が過ぎました。
仕事を退職してから半年ほどはほとんど仕事がなく、営業活動などに奔走していました。
そのおかげか年末にかけて忙しくなり、運よく連載案件に携わったり、継続案件も獲得できるまでになりました。
今のところ、仕事が途切れることなく過ごせています。
とてもありがたいですね。
好きなことを仕事にできてとても嬉しいですし、この先もずっと続けていけるように頑張りたいです。
一方で不安が消えたかというと、そうでもないです。
収入、仕事に関する不安は常に持ってます。
ただ、上記の決めたことで不安を軽減しているのもありますし、「なるようになる!」とほどほどに楽観的な思考を持つようにしています。
まとめ:こんな人ならフリーランスでも大丈夫かも
最後に自分や周りの方々を見て、「こんな人ならフリーランスでもやっていけるかも?」という条件を自分なりに考えてみました。
フリーランスになりたい理由がある
- 会社に縛られず、自由に働きたい
- 好きな仕事をしたい
- 人間関係を自分でコントロールしたい(苦手な人と無理に付き合わない)
などなど、何でもいいと思います。
「なんとなくフリーランスってよさそうだからなりたい」だと実際にフリーランスになった後
しばらくしたら飽きてしまった…
想像していたのと違った…
そんな風になってしまうかもしれませんね。
今は会社でも自由な働き方を模索しているところも多くあると思います。
自分は何故フリーランスになりたいのか、しっかり考えてみるのがいいのではないでしょうか。
それが自分の力になると、自分の経験からも感じています。
副業である程度収入があって、継続している
「副業で収入があって、それが継続できている」状態は、その仕事に対して信用が積みあがっているという証拠です。
この状態で営業をすれば、さらに仕事を獲得できる可能性が高いと思います。
何もない状態でいきなりフリーランスになるのはオススメしません。
まずは副業で実績を積み上げていくのがベストだと思います!
不安要素の対策を考えている
たとえば
- 仕事が思ったより来なくて収入がない
- 病気などでいきなり倒れるかも?
- ずっとこの仕事を続けていけるのか…
色々あると思います。
仕事が来ないなら営業を頑張るとか、病気になるべくならない様に日頃から運動する、食事に気を付ける、検診に行く。
お金が不安なら、今から少しづつ貯めておく。
対策を考えておくだけで不安は軽減できますよ。
もし不安が現実になったら、考えていた対策を実行して乗り切りましょう!
ネガティブになりすぎない
フリーランスになる上で不安なことばかり考えていても仕方ないです。
最悪精神を病んでしまっては元も子もありません。
そこまで思い詰めてしまうくらいなら、会社で働きながら副業している方が幸せかもしれません。
対策を考えたら、あとは「なんとかなる!」と楽観的に行きましょう!
そういう気持ちも大事だと思っています。
以上、だいぶ長くなりましたがいかがでしょうか?
フリーランスになりたいと思っていた人もフリーランスってどんな感じなんだろうと思っていた人も少しでも参考になれば嬉しいです!
ここまで読んでくださりありがとうございます!
引き続きよろしくお願いします。
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